ラブラブ?

こんにちは! 名古屋店の佐藤です。

今日は、ゴムについてのウンチクを少々。

靴には欠かせないゴム。

そもそもゴムっていつから使われるようになったのだろう?

修理でゴムを削りながら、ふと考えたのでした。


ゴムは、1490年代に、かのコロンブスによってヨーロッパに伝えられたそうです。

へー、コロンブスなんだ…。

靴業界でコロンブスといえば、靴クリームのコロンブスですが、ゴムの発見とは関係なさそう…。

今度営業さんに聞いてみよう。


その後、1839年にアメリカ人のチャールズ・グッドイヤーが加硫法を発明しました。

それまでは、いわゆる生ゴムしかなかったみたいです。(その間およそ350年!)

この生ゴム、今でも靴のソールに使われますが、冷えると固くなり、熱いと溶ける、工業用としての応用範囲は広くないものでした。グッドイヤーはゴムに硫黄を混ぜて加工することで、ゴムの弾性が増し、温度変化によく耐え、油に溶けなくなり、対磨耗性も数段改良される等々、ゴムの性質を改善しました。

チャールズ・グッドイヤーさんは、なかなか壮絶な人生を送ったみたいで、興味のある方はこちらをどうぞ。

ゴムでグッドイヤーとくれば当然思い出されるのが、タイヤメーカーのグッドイヤーですが…、


タイヤのグッドイヤーと、チャールズ・グッドイヤーさんは関係ありません!

へーー!

チャールズさんにちなんで会社を命名したらしいのですが、直接関係はないそうです。

グッドイヤーさんが起こした会社だとばっかり思ってました…。


そして靴業界でグッドイヤーといえば、グッドイヤー・ウェルト製法ですが、この製法を発明したのは、チャールズ・グッドイヤーの息子の、チャールズ・グッドイヤー・ジュニア。


へーーー!

いろいろつながりますね!


まあ、こんな豆知識は、修理には直接関係ないのですが、仕事の周辺について知識を深めることは、きっと仕事にも深みをもたらすだと思います。

だいいち楽しいですね、「へー!」が仕事にあると。

これからも役に立つもの・立たないもの、いろいろと知識を増やしていきたいと思います。

(ゴムは化学的には、もうメチャクチャ奥が深いですけど!)


最後にもうひとつ、今回「へー!」と思った豆知識。

英語でゴムのことをラバー(rubber)といいますが、これは鉛筆で書いた字をゴムでこする(rub)と消せることから、「こするもの」という意味の「rubber」が使われるようになったのだそうです。

へーーーー!

そういえば、以前、知り合いの外国人が、日本語の「ラブラブ♡」を聞いて、手をこすり合わせて大うけだったのを思い出しました。彼らには「love love」ではなく「rub rub」と聞こえるらしいです。

これは、コロンブスの「ラブラブクリーナー」。

スエードの汚れをこすって落とすための商品です。税別¥300です。

「love love」ではなく「rub rub」。

当店で販売中でございます。


ではでは。

失礼いたします!